浦安舞 高校生女子による舞の奉納 昭和8年 昭和天皇の御製 「天地(あめつち)の神にぞ祈る朝なぎの 海のごとくに波たたぬ世を」 ~天地の神々にお祈りします。穏やかで静まった朝の海のように波の立たない世の中でありますようにと~ と詠われる舞で、昭和15年(1940)皇紀2600年(神武天皇が大和国に即位されてから2600年)を祝って行われた「皇紀二千六百年奉祝祭」に奉納するために作曲作舞された神楽舞です。 豊栄舞 中学生女子による舞の奉納 「朱(あけ)の雲わけうらうらと とよさか昇る朝日子を 神のみかげと拝(おろが)めば その日その日の尊しや」 ~朱く染まった雲を分けながらゆっくりと、豊かに栄えるように昇る朝日を、神様のお蔭をいただいていると感じながら拝むなら、その日その日が実に尊いものである~ 「目に見えぬ 神にむかひて恥じざるは 人の心のまことなりけり」 ~目に見えない神々に対して恥じることのない心こそが、人としての本当に正しい心であることよ~ 豊栄舞は乙女舞とも呼ばれ、作詞は臼田甚五郎氏。昭和25年(1950)制定。 里神楽 小学生女子による神楽の奉納 古来よりこの地方に伝わる里神楽を小学生の女子が奉納します。 この里神楽には数多くの舞曲がありますが、当宮ではその中から「相の山(あいのやま)」、「五色(ごしき)」、「打ちまぜ」の3舞を奉納します。それぞれ手に扇や鈴を持ちます。演奏は幸田町鷲田地区の「神楽保存会」の皆さまです。 子供みこし 子ども会により子供みこしと獅子舞 上地町は10地区に分かれていて、それぞれの地区にある子ども会の皆さまが神社に集まり宮出しのご祈祷の後、それぞれの地域を神輿でめぐりご神徳を頒ち、獅子舞により悪鬼悪霊のお祓いをします。 奉納花火 八華連と厄連による花火の奉納 厄年を迎えた方々が、上地八幡宮へ手筒花火・打ち上げ花火の奉納を行います。これは同時に、その花火の火の粉を全身に浴びることで厄祓いの意味を持ちます。 また町内の皆さまも、ご自身の災厄を落とすために、たくさんの花火を奉納します。 還暦 振舞い 還燈会と還暦による振舞い 人生の大きな節目である還暦(数え61歳)を迎えた方々は、ご神前に提灯を奉納し、より明るい長寿を祈願します。 太鼓奉納演奏 上地八幡太鼓「應呼」の和太鼓の奉納演奏 結成されて20年を迎える「上地八幡太鼓 應呼」の皆さまによる力強い和太鼓の奉納演奏です。 前宮の夕方には、夕暮れの幽玄な中での演奏。本宮では、子供たちにも参加してもらい、太鼓教室をおこなっての演奏と、年々熟成されてきた演奏が魅力です。 担ぎ太鼓 藤六連による担ぎ太鼓の練り込み 鎌倉時代末期、上地八幡宮 創建の礎を築いた土地の 豪族「大見藤六」を称え、「藤六太鼓」と名付けられた 担ぎ太鼓 です。やぐらの上に太鼓を載せ、神輿を揺らしながら太鼓を叩いて練り込んでくる様子は見事です。 また、お囃子の演奏もされ賑わいます。 神輿 櫻昇会による神輿の練り込み 上地八幡宮の御霊を神輿に宿し、それを担ぎ、町内に繰り出します。町内の皆様に御神徳が与えられるよう、とても勇壮に練り歩きます。 境内への宮入りは、神霊に一層の霊力を宿していただこうと、ますます威勢良く練ります。男女を問わず多くの参加者で賑わいます。 触れ太鼓 櫻美会による触れ太鼓 上地八幡宮の例大祭が、より多くの人で賑わうように、 触れ太鼓(知らせるための太鼓)を叩き、木遣り歌を歌いながら、町内に繰り出します。