勝運と厄除けをつかさどる弓の神様


HOME > 桜まつり




平成29年 桜まつり 期間;4月7日(木)~20日(木)
【開花が遅れたため延長しました】

上地八幡宮の拝殿の前には、京都御所にあわせ、神さまから見て右側に橘(右近の橘)、左側に桜(左近の桜)が植えられていて、その左近の桜として、「鬱金桜(うこんざくら)」が植えてあります。(「右近桜」ではないので、まぎらわしいですね。)

この桜は薄黄緑色の花をつける珍しい桜で、つつましやかな色をたたえて別名「美人桜」と呼ばれ、毎年多くの方々のお花見で賑わいます。見頃は、およそ四月の中旬です。

★H28ukonzakura.jpg

いきさつ

この鬱金桜は、約300年前に社殿の修繕を幕府に申し入れた際に下賜されたもので、昭和22年の拝殿造営の際に、現在の場所へ移し植えたものです。
一時精力を落とし、主幹が枯渇してしまいましたので、樹齢300年とは言えないかもしれませんが、現在は子株・孫株が生まれ、綿帽子をかぶったような美しい形となっています。

鬱金桜は、咲き時によって3つの表情がございます。(写真をクリックすると拡大します)

咲き始め

「咲き始め」は、鬱金桜の最も初々しいうす黄緑色の花が見られます。
綿帽子をかぶったような初々しい情景をお楽しみください。

上地八幡宮 うこん桜 近景.jpg

咲き中(なか)

「咲き中(なか)」は、花芯から花びらに少しずつうす紅がさしていく様子が見られます。
うす紅をさした朗らかな情景をお楽しみください。
咲き中.JPG

咲き終わり

「咲き終わり」は、薄きみどり色・うす紅色の花々と青葉の美しい調和が見られます。
青葉の衣をまとった瑞々しい情景をお楽しみください。
咲き終り.jpg

期間中は、それぞれの表情を楽しまれるために、多くの方が何度も足を運ばれます。

期間中は、日没より午後8時までライトアップをしてお迎えしています。
間接照明をちりばめ、幻想的な夜桜をお楽しみください。

ライトアップの中でのお抹茶も風情があります。8時までお召し上がりいただけます。

4月5日 夜景【改】縮小.jpg

期間中は、ゆっくりとお花見を楽しんでいただくために、お茶席をご用意してお迎えしています。

上地八幡宮では、お抹茶に京都宇治のお茶「初昔(はつむかし)」を用いています。宇治茶と当地のお抹茶には、深いつながりのあることが『新編 福岡町史』に記されています。

それによると、ある年の夏、土中から見つかった大変めずらしい壺を、松平親宅(ちかいえ、家康の家臣)は「初花」と名付け、自家製のお茶を詰めて家康に献上しました。家康は非常に喜び、この「初花」に入れるお茶を毎年作るよう命じました。親宅はこの土呂(上地・福岡) の地に茶園を整備し、京都の茶師上林政重と共に茶の栽培に励みました。宇治から「初昔」(当社でお召し上がりいただいているお抹茶です。)・「白昔」・「初鷹」といった良質の苗を取り寄せては栽培し、また、その栽培した苗木を宇治にも送り、同様に栽培されたとのことです。

その時の話を『新編 福岡町史』では、(以下『新編 福岡町史』(福岡学区郷土誌委員会編集)より抜粋)

・・・・・・三河湾から浜街道に沿って吹いてくる五月の風が、上地八幡宮ほとりの茶畑を通り抜けてゆく。「ありがたいことじゃ、貴方の指導で害虫の被害を蒙らないですみ、作柄も上々だ。今年も土呂の女たちの茶摘歌が聞かれそうだ。」
 幾筋かの畝に沿って植えられた茶畑の中で、親宅は茶師の上林政重に厚く礼を言った。                                                    「土呂の地に適した茶の栽培方法を聞き、そして、来年はもっとよい茶を殿様に献上したいものだ。」次第に声を高めながら話しかけてくる政重の両手の中に、数枚の新芽が握りしめられていた。・・・・・・

その後、三代家光は、祖父家康のこの故事を懐かしみ、江戸より宇治にお茶を取りに行くためのお茶壺道中を始めました。 「・・・・・・茶壷に追われてトッピンシャン ぬけたらドンドコショ(どうしよう)・・・」と歌われるお茶壺道中は、それは盛大な行列でした。運ばれるお茶の中には土呂から移したお茶も含まれ、そのためか、お茶壺がこの近くを通行すると、故郷を懐かしんで、必ず二,三粒の涙雨を流したといわれております。
さて、これと関係があるのでしょうか、当社の桜も満開のころには、必ず雨が降るようです。

上地八幡宮お饅頭は、このようなお茶の逸話をもとに、関東風のさくら餅を基本に、より豊かで情緒あふれる作りにしてございます。
京都のお茶が江戸へ運ばれ、そのお茶で江戸風のお饅頭をお召し上がりになって、文化華やかであった江戸の情緒、そして家康の気持ちに触れてみてはいかがでしょうか?
桜の葉は3枚。お饅頭に香りを付けるためのものです。基本的には、お饅頭から桜の葉をはがし、ほのかに香る桜を味わってください。また、お好みにより、葉をつけたまま・・・一枚つけて・・・二枚つけて・・・また、そのまま三枚つけて・・・、お好きな香りでお召し上がりください。

上地町の大谷と呼ばれる山には、平安時代の折に焼き窯がありました。この窯は山の傾斜地を利用した登り窯で、堤ケ入・上矢崎・下矢崎の三つの釜跡が確認されております。ここで焼かれたものを「上地焼き」と呼び、それには、碗・皿・壺・甕など、多くの焼き物がありました。この大谷の土地は、よい燃料(赤松)と粘土が豊富で、水の便がよかったので、非常に焼き物に適していました。

現在では、当時の焼き物を偲び、岡崎医療刑務所の方々が、焼き物をしております。
上地八幡宮のお抹茶の茶碗は、全てこの上地焼きのお茶碗を用いています。
素朴な味わいをお楽しみ下さい。

財団法人徳川記念財団 第3回「徳川家康公作文コンクール」
徳川賞(最優秀賞)受賞作品

「上地のお茶を飲んだ家康」
   上地小学校四年 原田文花(はらだあやか)
  →こちらLinkIcon徳川記念財団HP



鬱金桜の品種について

鬱金桜は、バラ科サクラ属オオシマザクラ系サトザクラの園芸品種(栽培品種)。花弁は淡い黄緑色の八重桜で、ショウガ科のウコンの根を使って染めた鬱金色に似ていることが名前の由来。桜の名称としての「鬱金」は江戸中期から記録に見られるもので、さかんに品種が栽培されてからおよそ300年が経つ。当宮の鬱金桜は栽培原初の色合いを残すものとして珍しい。「黄桜」「黄金桜」とも呼称される。

→もっと知りたい方へ【ご紹介】

     『新編福岡町史』 福岡学区郷土史委員会編 

ご希望の内容をお選び下さい












上地八幡宮

〒444-0824
愛知県岡崎市
上地町字宮脇48番地
TEL / FAX
(0564)52-6145

アクセス

JR岡崎駅より2.2Km

バス;
JR岡崎駅又は名鉄東岡崎駅より「南部地域交流センター行」乗車。「願成寺前」下車。進行方向へ徒歩すぐ右手入口。

高速道路;
岡崎ICより西尾方面
約15分

LinkIcon詳しい地図はこちら